技術士資格試験勉強が資格取得だけではなく、他のことにも活かせたら良いと思いませんか?
技術士二次試験ってなんの役に立つの!? 資格試験のためだけにしか役立たない…
と思われると思います。
でも、意外と技術士2次試験は応用できます。
それは職務経歴書や自身のキャリア棚卸しへの応用です。
本記事のイメージはこちら↓
技術士二次試験の転職活動への応用
何で転職活動に応用できるのでしょうか。
「職務経歴書」を書くときに利用できるからです。
※全てに当てはまるわけではないと思いますが、基本的な考え方として応用できると思います。
技術士を目指していたり、転職や会社経歴をまとめようとする方にも役立つと思います。
技術士二次試験って!?
技術士二次試験ってどんな試験でしょうか。
これは論述式になります。
具体的には、600文字書ける用紙3枚、2枚、1枚、それぞれ問題が出されて書いていきます。
計算問題も一部ありますが、基本的に全部論述式です。
結構、骨の折れる作業ですが、やたらめったら闇雲に書いていくわけではなく、型を決めて書くことで合格に近づくと言われています。
(いろんな勉強法はありますが)
例えばどんな問題が出るかというとⅢ-1などでは
[st-mybox title=”問題” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
(1)〇〇に対して検討すべき課題を、〇〇の立場で多面的に3つ抽出し分析せよ。
(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を一つ挙げて、その課題に対する解決策を三つ示せ。
(3)解決策に関連して新たに生じうるリスクとその対策について述べよ。
(4)前問の業務遂行において必要な要件を技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から述べよ。
[/st-mybox]
などです。
キャリアをまとめたり職務経歴書を書く時になぜ役立つの?
考え方です
技術士二次試験問題を回答する際、多くの受験生は、とにかく思いついたものを書きまくっているわけではありません。
例えば、課題を抽出する際に、その問に対して現状と問題点を考えた上で課題を出さなくてはなりません。
そして課題に対する解決策、リスクを書いていき、最後に倫理や持続可能性について書いていきます。
つまり職歴書に応用できるようにまとめると
[st-midasibox title=”業務内容記載への応用” webicon=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
ある業務に対する現状と問題点を挙げる。
その問題点に対する課題と解決策(リスクなどあれば)を挙げる。
自身が行った行動に対する成果を記載する。
[/st-midasibox]
こんな感じです。
技術士二次試験を受ける前には「申込書」に業務内容を書く必要があります。
技術士試験を受験される方はすでに対策されていますね。
ただ、申込書に記載する詳細業務内容は、5つのうち1つしか書きません。
なので職務経歴やキャリアをまとめる際は、他4つの業務内容に対して行いましょう。
これをやると自身のキャリアの棚卸しになり、職歴書の作成の際には重要ポイントだけ書き出したり、自分のやってきたことが客観的にわかるようになったり、自己PRや強みなどもわかることがあります。
技術士取った後…
技術士は業務独占資格ではなく、名称独占資格です。
だからアメリカのような、「この資格を持っていないと仕事ができない」という資格ではありません。
しかし、一応 技術系最高峰の資格と言われているだけあって知る人ぞ知る(?)難しい試験として認識され、技術士資格を持ってコンサルティングもできます。
なので技術士であれば自身の経歴などをわかりやすく伝えたり、現状や問題点を把握し、課題を設定して解決策を提案し、リスクを理解し重要な点を抽出して顧客に伝える ということは、決して意外なことではないのです。
注)技術士の資格取得が必ずしも転職に役立つということではありませんが、論理的に物事を理解し、表現するための技術が身につくと思います。といっても転職する際は、職歴書の書き方については転職エージェントに見てもらうことをおすすめします。
まとめ
今回の記事をまとめると以下になります。
・技術士二次試験対策は応用が効く。
・自身のキャリア棚卸しや職務経歴書の作成に役立つ
・論理的な考え方が身に付く。
以上、最後まで見て頂きありがとうございました。
技術士取得と転職を同時に検討されている方の参考になれば幸いです。
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