こんにちは くぅたろうです。
危険物取扱者【丙種】の試験で悩んでいませんか。
自分は文系だから理数系の知識が必要になる危険物取扱者の資格は取るのが難しいと思われている方
危険物取扱者丙種の合格率と試験内容を知ることでご自身のモチベーションを上げたい方
ガソリンスタンドでバイトを考えている方
など、これから危険物取扱者の資格取得を目指すことを考える、そんな方の参考になればと思います。
危険物取扱者【丙種】の合格率は!?
およそ50%です。
受験者は毎年3万人近くおり、合格者は1万5千人ほどいます。
最近では受験者は減少しておりますが、合格率は変わらず50%台をキープしています。
<危険物取扱者丙種の受験者数・合格者・合格率> 消防試験研究センターHPより引用
2015年~2019年 (H.27~R.1) | 受験者 (人) | 合格者 (人) | 合格率 (%) |
2019 (H.31, R.1) | 27,523 | 13,879 | 50.4 |
2018 (H.30) | 30,028 | 15,366 | 51.2 |
2017 (H.29) | 33,128 | 16,780 | 50.7 |
2016 (H.28) | 34,402 | 16,738 | 48.7 |
2015 (H.27) | 35,792 | 17,616 | 49.2 |
危険物取扱者【丙種】の合格率は約50%で危険物取扱者資格の中では最も簡単ですが、出題範囲を把握して一通り勉強しないと取得できません。
と言っても、合格率が約50%なので受けたら半分受かる確率です。
受験者数が3万人もいるのに50%の合格率なので、比較的容易に取得できる資格であることがわかります。
(問題は消防試験研究センターのHPに参考問題が載っていますので参照してみてください)
問題を見ると分かりますが危険物丙種は、他の乙種や甲種と違って物理と化学の問題がありません。
丙種の試験科目は以下の通りです(消防試験研究センターHPより)
危険物丙種の試験科目危険物に関する法令
燃焼及び消火に関する基礎知識
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
過去問を見れば分かりますが、文系や理系といった背景は丙種においてはほぼ関係なく、やったかやっていないかが合否を分けると思います。
詳細は分かりませんが、合格率の内訳イメージは・・・
①勉強をした(40%)人
②徹夜でやちょこっとやった人(20%)
③全くやっていない人または放棄した人(40%)
のような感じでしょうか…(あくまで個人のイメージです)
②が半分受かるとすれば合計で50%になります。
危険物取扱者丙種の月別合格率(2015~2019)
平成27年度から令和1年までの月ごとの受験者と合格者及び合格率を出しました。
月によってばらつきはありますが、おおよそ50%を上回っています。ただ、合格率が40%台で低い月もあれば、高い時で60%を超える月もあります。
4月 (Apr.) | 5月 (May) | 6月 (Jun.) | 7月 (Jul.) | 8月 (Aug.) | 9月 (Sep.) | 10月 (Oct.) | 11月 (Nov.) | 12月 (Dec.) | 1月 (Jan.) | 2月 (Feb.) | 3月 (Mar.) | |||||||||||||||||||||||||
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受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | |
2019年 | 217 | 136 | 62.7 | 477 | 295 | 61.8 | 5,670 | 2,860 | 50.4 | 2,520 | 1,183 | 46.9 | 369 | 214 | 58.0 | 771 | 466 | 60.4 | 2,700 | 1,474 | 54.6 | 6,513 | 3,174 | 48.7 | 2,197 | 1,014 | 46.2 | 1,081 | 542 | 50.1 | 4,236 | 2,115 | 49.9 | 772 | 406 | 52.6 |
2018年 | 285 | 181 | 63.5 | 520 | 291 | 56.0 | 6,220 | 3,355 | 53.6 | 2,791 | 1,287 | 46.1 | 443 | 282 | 63.7 | 490 | 247 | 50.4 | 4,222 | 2,246 | 53.2 | 6,136 | 3,107 | 50.6 | 2,269 | 1,064 | 46.9 | 1,391 | 646 | 46.4 | 4,070 | 2,025 | 49.8 | 1,191 | 655 | 55.0 |
2017年 | 289 | 172 | 59.5 | 535 | 286 | 53.5 | 6,699 | 3,631 | 54.2 | 3,078 | 1,475 | 47.9 | 463 | 267 | 57.7 | 692 | 375 | 54.2 | 4,360 | 2,506 | 57.5 | 7,511 | 3,590 | 47.8 | 2,202 | 911 | 41.4 | 2,172 | 1,011 | 46.5 | 4,084 | 2,019 | 49.4 | 1,043 | 537 | 51.5 |
2016年 | 224 | 152 | 67.9 | 1,163 | 726 | 62.4 | 6,083 | 3,158 | 51.9 | 3,827 | 1,732 | 45.3 | 772 | 473 | 61.3 | 144 | 97 | 67.4 | 4,207 | 2,340 | 55.6 | 7,476 | 3,229 | 43.2 | 2,760 | 1,205 | 43.7 | 2,140 | 996 | 46.5 | 4,569 | 2,123 | 46.5 | 1,037 | 507 | 48.9 |
2015年 | 128 | 96 | 75.0 | 1,437 | 847 | 58.9 | 6,802 | 3,558 | 52.3 | 3,017 | 1,391 | 46.1 | 873 | 515 | 59.0 | 388 | 160 | 41.2 | 3,196 | 1,767 | 55.3 | 9,414 | 4,435 | 47.1 | 2,914 | 1,226 | 42.1 | 2,117 | 1,065 | 50.3 | 4,442 | 2,031 | 45.7 | 1,064 | 525 | 49.3 |
平均 (Average) | 171 | 120 | 65.7 | 826 | 489 | 58.5 | 6,295 | 3,312 | 52.5 | 3,047 | 1,414 | 46.5 | 584 | 350 | 59.9 | 497 | 269 | 54.7 | 3,737 | 2,067 | 55.2 | 7,410 | 3,507 | 47.5 | 2,468 | 1,084 | 44.1 | 1,780 | 852 | 48.0 | 4,280 | 2,063 | 48.3 | 1,021 | 526 | 51.5 |
合格率が上下する理由は色々あると思いますが、合格者率を調整するために問題の難易度を多少調整しているのかもしれません。
また、月によっても受験者数が変わります。
特に6月が6,000人を超えていますが、年度を新しくし何か始めよう(バイトとか資格取得とか)と思って受験する人が多いのかもしれません。
合格率が60%を超える月
4月です。
受験者がそもそも少ないのが理由だと思います。
受験者数が1,000人未満の月は、8月(59.9%)、9月(54.7%)でした。
合格率が40%台の月
7月、11月、12月、1月、2月です。
受験者数は1,000人台の時もあれば、6,000人台の時もあるので単純に受験者数が多いから合格率が下がっているというわけではなさそうです。
受験者数が多いと合格率が下がる傾向がありますが、少しばかり問題の難易度が変わったのかもしれません。
と言いつつも、結果的にほぼ50%に近い合格率です。
危険物取扱者丙種の文系の合格率
わかりません。
データが出ていないので、わからず消防試験研究センターでは把握していると思いますが一般公開はしていないようです。
ただ、先に書いた危険物丙種の科目と試験問題を見るとわかりますが、常識的な問題がたまに出ます。
あとは、知ってるか知らないかの問題が多いと思うので文系だから受かりづらいということはありません。
乙種になると、基礎的な物理学及び化学の科目が入りますがそれでも高校レベルの物理・化学程度です。
危険物丙種は、各4問の選択式なので鉛筆コロコロでは受かりにくいですが、問題自体に極端に難しいものはありません。
合格率は平均して50%台ですので、出題問題が極端に変わることもなく、過去問を繰り返しといていけば受かると思います。
心配な方は通信講座もありますので参考にして頂ければと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。