こんにちは くぅたろうです
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・理系大卒のバックグラウンドを生かして資格を取りたい
・資格を取って再就職したい
・危険物取扱者の甲種を考えており、おおよその勉強時間の目安が知りたい
こんな疑問を持つ方、また、1日の勉強時間があまり取れないけど1日の勉強時間の目安はどのくらいか知りたい方。
これから危険物甲種の資格を取ることを考えている方の参考になればと思います。
Contents
危険物【甲種】を取得するための勉強時間【理系卒】
理系卒というバックグラウンドを生かして、危険物甲種を取得するための勉強時間は 111日(222時間)です。
今回は参考書2冊をもとに勉強時間を算出しました。
その参考書というのは以下の2冊です。(下段は過去問)
「わかりやすい!甲種危険物取扱者試験」
「甲種危険物取扱者試験 2020年版」(最新)
※購入する際は最新版を確認ください。
ちなみに本記事は独学での取得について記載しています。通信講座が気になる方はこちらの記事を参照ください。
危険物【甲種】取得に向けた具体的な勉強時間算出
「わかりやすい!甲種危険物取扱者試験」の参考書は、目次・索引などのページを引いて実際使用するのは458ページほどになります。
ちなみに危険物甲種の試験科目は、法令・物理学及び化学・性消の3科目です。
参考書での科目毎のページは以下になります。
参考書で具体的に使用するページ数
・法令:124ページ
・基礎的な物理・化学:136ページ
・危険物の性消:198ページ
⇒合計458ページ
ここで1日にかけられる勉強時間を2時間とします。
2時間では少ないという意見もあるかもしれませんが、2時間取れない日もあるでしょう。逆に3時間取れる日も勉強を続けていればあると思いますが、あくまで平均時間です。
土日休日にまとめて勉強したり、逆に1日4時間やって休日は勉強しなかった、図書館やカフェで席が取れなかった、そんな時もあるかもしれません。
ということでベースを平均2時間として勉強すると、2時間で進むページ数の目安は
・法令12ページ(2時間)
・基礎的な物理・化学20ページ(2時間)
・性消12ページ(2時間)
くらいで進むと思います。(人によりますが目安)
基礎的な物理学と化学というのがありますが、理系卒であればかなり優しく見えるので速攻で終わります。
なので、2時間で20ページ。
ただ、法令や性消はいくら理系卒でも見慣れておらず少し時間がかかると思いますので、2時間で12ページとしています。
ここから
・法令(124ページ)
⇨ 124/12 = 10.3日
・基礎的な物理学及び化学(136ページ)
⇨ 130/20 = 6.5日
・性消(198ページ)
⇨ 198/12 = 16.5日
合計 ⇒ 10.3+6.5+16.5 ≒ 33日(1日2時間ベース)
つまり、458ページは 33日(約1ヶ月と少し)で終了します。
勉強には繰り返しが重要
勉強は繰り返しが重要なので参考書を2回繰り返すことにします。
2回目にかかる時間は1回目の1.5倍速で終わるとします。
そうすると、2回目が終わる頃には 33 + 33/1.5 = 55 日かかるとなります。
模擬試験が付属でついていますので、これも2回やるとして勘定して丸めると 60日 となります。
よって「わかりやすい!甲種危険物取扱者試験」の参考書を1日2時間ペースで進め2回繰り返すと目安は60日
もう一冊「甲種危険物取扱者試験 2020年版」があります。
これは参考書というよりは過去問集で461ページほどあります。
危険物甲種の試験は選択問題ですので、基本的に問題を解きまくる感じで要領よく進むと思います。
2時間を勉強時間とすれば、30問くらい解いて答え合わせも含めてできるのではないかと思います。
ということで、2時間で15ページ進むとすると
461/15 = 30.7日です。
(一律15ページで進むものとしています。"基礎的な物理学及び化学"が、"物理学及び化学"となり多少難易度が変わるため)
2回目を1.5倍速で進むものとして考慮すると、31 + 30.7/1.5 ≒ 51日 となります。
よって「甲種危険物取扱者試験 2020年版」を1日2時間ペースで進め2回繰り返すと目安は51日
つまり、まとめるとこうなります。↓
「わかりやすい!甲種危険物取扱者試験」
と
「甲種危険物取扱者試験 2020年版」
を1日2時間かけて2周した時にかかる日数と時間は...
111日(222時間)⇒約3ヶ月と3週
危険物【甲種】に合格するためにかかる実際の勉強時間
危険物甲種を取得するための勉強時間を出しましたが、実際の勉強時間はもっと短くても良いと思います。
理由は、危険物取扱者甲種は100点取る必要はなく、正答率60%で合格するからです。
甲種を受ける際に必要な科目を正確に記載すると以下となります。
危険物取扱者甲種の試験科目
・危険物に関する法令(15問)
・物理学及び化学(10問)
・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(20問)
これら全てにおいて満点を取る必要は全くなく、全ての科目で60%以上取れれば良いのです。
つまり、2冊の参考書を1周した後、模擬試験で各科目70%くらい取れる人ならあとは適当にやっても良いかもしれません。
60%程度ならもうちょっと勉強して確実に取れるようにしておけば良いです。
という感じで模擬試験の結果を見て、ご自身の実力に応じた学習期間がわかってくると思います。
なので、あくまで先述2冊の参考書を2周する時間を約3ヶ月ほどとしましたが、実際合格するために必要な勉強時間はもっと短くて良いと思います。
危険物【甲種】を目指す理系卒以外の人の勉強時間
バックグラウンドによります。
と言っては元も子もありませんが、甲種は受験資格があります。
ご自身がどのような受験資格で受験されるかによって変わってきます。
詳しくは以下のリンクを参照ください。
参考に消防試験研究センターHPから抜粋したものを添付しておきます。
例えば、受験資格の[1]、[2]、[4]に該当する方は既に理系のバックグラウンドがあるわけです。
残る受験資格の[3]についてですが、乙種の免状を4つ以上持っている人が甲種を受けるわけですから、そもそも法令も性消は慣れています。
その場合、法令・性消は短期間で試験対策が終わると思います。1ヶ月もあれば十分に対策できるのではないでしょうか。
ちなみにフォーサイトという資格取得の講座ホームページでは、危険物甲種の勉強時間目安が70~80時間とされています。根拠はわかりません。
危険物【甲種】を受験する人に理系の知識がない人はいない!?
以上から言えることは、危険物甲種の試験を受けられる方で理系知識が全くない人はいません。
なぜなら、そもそも受験資格がないからです。
文系出身で本当に科学と距離をとってきた、という方はまず乙種から資格を取っていき受験資格を獲得する必要があります。
乙種受験では鉛筆コロコロで、もしかしたら受かるのかもしれません...
...受かりませんね。。
文系卒で受験資格が今のところないという方は、まず甲種の受験資格を得るところから必要なので期間としては少し長いかもしれません。
ただ、甲種の受験資格を得た後(既に乙種4つ取得済み)は、1ヶ月も資格勉強の必要はないと思いますのでスタートダッシュが早いです。既に知識があるからです。
まとめ
・危険物取扱者【甲種】を取得するための勉強時間目安(独学ベース)は、1日2時間とすると111日(参考書2冊使用)以下
・バックグラウンドによって勉強時間は変わるが、乙種を4つ以上持っている人は早い。
・危険物の試験は鉛筆コロコロでは受かりません
本記事では独学で勉強を進めることを前提に記載しました。
独学では自信がないという方は通信講座もあるので、その場合はもっと効率的に学習が進むと思います。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
通信教育を利用した時の勉強時間はこちらの記事を参照ください。
また、危険物乙種の勉強時間も気になる方は以下の記事を参照いただければと思います。