こんにちは くぅたろうです
・危険物【甲種】の資格を取ろうと思っているが、受験する際の網羅的情報が知りたい
・乙種資格を4つ取って甲種の受験資格ができたので、どのような勉強をしていく必要があるか知りたい
・取得を迷っているが、とにかく情報を集めて走りながら考えたい
このように思われている方は、危険物甲種に対する勉強時間や方法、通信教育などについて網羅的に知りたいと思われていないでしょうか。
僕は甲種の資格を持っていますが、当たり前ですが乙種より難しいです。。
危険物は甲乙丙とあり、甲種が最も難しいです。
しかし、しっかり対策していけば問題なく取れる国家資格です。
就職や転職にも役立つ資格かもしれません。
この記事を読むと甲種を取得するための情報が網羅的にわかります。
これから危険物の取得を目指す方の参考になれば幸いです。
Contents
危険物【甲種】を取得するための情報まとめ
甲種を取得するためには、難易度・受験資格・合格率・合格基準・勉強時間・勉強方法・メリットを知ることが必要だと思います。
「備えあれば憂なし」ということで、やみくもに勉強を始めても後で非効率だったと後悔することもあります。
そのため、勉強を始める前に知っておくべき情報があります。
甲種は乙種と異なり、受験資格があります。
この辺りも含めて説明したいと思います。
甲種の難易度
危険物取扱者試験は、技術系の資格のため理系のバックグラウンドを持っている方が有利ではあります。
その場合の試験自体の難易度は比較的易しく感じると思います。
ただ、理系でも勉強から遠のいている方や、勉強自体苦手、法律など記憶する勉強が苦手という場合には難しめに感じるかもしれません。
学生の方なら勉強へのモチベーションも多分高いと思いますし、とっつきやすくもあり、さらに時間も取りやすく環境的に有利なので、ガッと勉強すれば資格はすぐ取れるかもしれません。
一方、文系であっても法令や性消は暗記が多いのでムリということはないと思います。
資格を取るまでの難易度は人によって異なるので一概に測れませんが、試験自体の難易度としては、理系であれば比較的容易、また暗記系が多いので文系でも対応できることになります。
詳細はこちらの記事を参照ください。
甲種の受験資格
受験の際に資格が必要です。
甲種は受験者に対して以下のような条件があります。(消防試験研究センターHPより)
細かく書かれていますが、化学系の学部や大学を出ている、乙種を4つ以上取得しているなどです。
そのため受験ハードルが乙種などと比べて高く、ある程度受験の意志が高い方が多いと思います。
ちなみに乙種に受験資格はないので誰でも受験できます。小学生でも受験できます。
詳細はこちらの記事を参照ください。
また甲種試験は全国で開催されており、受験場所はどこを選んでも可能です。
例えば、いつも東京に住んでいるが出張でたまたま北海道に行くので、その時甲種試験を北海道で受けることも可能です。
ただ、その場合、管轄が北海道になりますのでここは注意です。
神奈川県で取りたい場合は、神奈川で申し込む必要がありますが、資格自体は同一のものです。
こだわりがあるなら、年に数回あるので日程をチェックしておくことをオススメします。
甲種の合格率
甲種の合格率は30〜40%です。
ここ数年の受験者数は約2万人で、合格者は約8千人となっています。
毎年8千人くらい甲種資格者が誕生しているので、過去10年で8万人くらいの有資格者が誕生している計算になります。。
だから何?・・という話ですが、つまりは極端に有資格者が多い資格ではありません。多少なり差別化できるということです。
ちなみに技術士は10%程度、エネルギー管理士は30%程度、高圧ガス甲種化学は50%程度です。
合格率だけで言えば、エネルギー管理士より少し難しく、高圧ガス甲種化学より易しい資格といえるかもしれません。
合格率について詳細はこちらの記事を参照ください。
甲種の合格基準
合格基準は全ての科目で6割以上です。
これは甲種や危険物取扱者乙種などに限らず、国家資格は6割以上の得点率で合格が多いです。
例えば、”技術士”や”基本情報技術者”でも6割以上です。
そして甲種の試験科目は以下の3つです。
甲種の試験科目
・危険物に関する法令(15問)
・物理学及び化学(10問)
・危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法(20問)
そして、()の中は問題数です。
法令であれば9問以上正解、物理学及び化学であれば6問以上正解、性消であれば12問以上正解が合格するためには必要です。
甲種の勉強時間
バックグラウンドや現在の知識量などにもよりますが、111日(222時間)かかります。
これは、独学で書籍を2つ使用した場合の話です。
参考書と過去問の2つを使って、2周するとおおよそこのくらいかかる計算です。
通信教育で学習を進めていく場合や、すでに関連する業務に従事している場合はもっと早く合格点に到達すると思います。
危険物取扱者の過去問は基本的に非公開です。
本屋さんで売っている過去問集は、受験した際の問題を覚えながら過去問集を作ったり、受験者からの情報を募って作っているようです。
結構分厚いです。3cmくらいあります。
詳細はこちらの記事を参照ください。
甲種の勉強方法
独学と通信教育があります。
時間があってお金をかけたくないなら独学がオススメです。
独学の場合は参考書と過去問の繰り返しでOKです。
時間がなくて効率的に取りたいなら通信教育がオススメです。
通信教育の場合は、”SAT” または ”たのまな” の講座があります。
甲種はもともと講座数が少ないので上記2つのどちらかが良いと思います。
詳細はこちらの記事を参照ください。
甲種のメリット
甲種を取得した後にメリットあります。
会社によりますが、奨励金や手当など出る場合がありますので、ご自身の所属会社に確認してみてはいかがでしょうか。
また、国家資格を取ったという自信にもつながります。
ガソリンスタンドやプラントを扱う事業会社などでは必要である場合があります。
給料が上がるか、というと会社によると思いますが、僕は上がっていません。。。
この資格を取ると給料が上がる、ということはあまりないのかなと思いますが、転職したり業務独占資格を取った場合には上がるかもしれません。
詳細はこちらの記事を参照ください。
まとめ
・甲種を取得するために必要な情報を記載しました
・難易度、受験資格、合格率、合格基準、勉強時間、勉強方法、メリットについて紹介しました
・勉強方法は独学と通信教育があります
すでに甲種を取ろうと決めているなら、早めに行動することが必要です。
まずはご自身の立ち位置を把握し、ゴールまでの距離を知っておき、走り方やどんな障害物があるか考えておくことでゴールまでの時間が短くなると思います。
乙種を4つ既にお持ちの方なら、ぜひ甲種取得を目指してみた方が良いです。
取得を迷っているなら、一通り必要な情報は記載したと思いますので、走り出しながら考えても良いと思います。
この記事がこれから甲種を目指す方の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。