危険物取扱者【甲種】の受験資格

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危険物取扱者の甲種を受験する前に自分に資格があるか知りたい

・受験資格があるなら甲種の難易度を概要でも知りたい

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危険物甲種には受験資格があることは知っているけど、自分にあるのか知りたいと思われてないでしょうか?

実は理系の大学を出ていれば大抵資格があって、出ていなくても乙4資格をとっていれば受験資格はあります。

甲種の受験を考えていて、ご自身に受験資格があることがわかったなら是非チャレンジしてみることをオススメします。

今資格がなくても将来甲種を取得したいと考えているなら、そこに向けてチャレンジすることもオススメします。

本記事がこれから甲種を目指す方の参考になれば幸いです。

 

目次

危険物取扱者甲種の受験資格は自分にある?

 

まずはご自身の危険物取扱者甲種の受験資格があるか確認する必要があります。(乙種・丙種に受験資格は必要ありません)

 

[st-kaiwa3]どうやって確認するんだ?[/st-kaiwa3]

 

受験資格は一般財団法人 消防試験研究センターに掲載されています。

 

抜粋すると以下になります。

 

〔1〕危険物取扱者甲種の受験資格その1

 

「大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者」

 

化学関連の学科を卒業していれば受験資格ありで大丈夫です。

 

そのまま勉強して合格しましょう。

 

危険物甲種のまとめ記事はこちらです

危険物取扱者【甲種】を取得するための情報まとめ

 

ご自身の卒業された学科が化学関連であるか確認するには、消防試験研究センターのホームページで確認できます。

 

応用化学科は読んで字の如くですが、安全工学科、材料機能工学科、塗装科、物質分子学科など「化学」がつかない学科でも化学に関連する学科であれば対象になります。

 

ですが、人類文化学科や日本文化学科など「化学」がついていてもダメなものもあるようです。当然ですね。

 

[st-kaiwa3]そうなんだな・・・[/st-kaiwa3]

 

その場合の対策は下記です。

 

〔2〕危険物取扱者甲種の受験資格その2

 

「大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者」

 

「化学」が含まれる科目が対象になります。

 

[st-kaiwa3]専攻が化学でなくてもたんいをとってればいいんだ[/st-kaiwa3]

 

ご自身の修得された学科が化学に関する科目であるか確認するには消防試験研究センターのホームページで確認できます。

 

エレクトロニクス材料工学、化工流体工学、食品科学なども対象になります。

 

一方、進化学や文化学などはダメなようです。当然ですね。

 

[st-kaiwa3]そうなんだ・・・[/st-kaiwa3]

 

しかし、人類文化学科や日本文化学科卒業でも化学に関する科目を取得していれば受験資格はあることになります。

 

[st-kaiwa3]たんいってどのくらい取ってればいいんだろう[/st-kaiwa3]

 

15単位以上ですが、90分2単位とすると8科目取ればOKです。

 

文系を専攻していても1、2学期くらい化学関連の科目を頑張って単位を取れば受験資格を得ることができます。

 

※ただ、最新の動向はしっかりとご自身で確認してください

 

ただ、専門大学などの場合は科目自体がないのでその場合の対策は下記です。

 

〔3〕危険物取扱者甲種の受験資格その3

 

「乙種危険物取扱者免状を有する者」

 

乙種危険物取扱者免状の交付を受けた後、危険物製造所等における危険物取扱の実務経験が2年以上である必要があります。

 

文系でも危険物取扱者乙種の資格をもって2年実務にあたれば受験資格を得ることができます。

 

[st-kaiwa3]実務経験2年は仕事していればあっという間だけど、受験できるまでけっこう大変だ[/st-kaiwa3]

 

実務経験がない方は長丁場ですね。

 

ちなみに危険物取扱者乙種・丙種には受験資格はありませんどなたでも受験可能です。

 

乙4資格を取るなら通信講座が効率的です。参考記事はこちら

危険物【乙4】の通信教育講座を徹底比較【おすすめ6選】

 

また、乙種内で4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている人も受験可能です。

 

つまり乙種は全部で第1類〜第6類まであるので、2/3の乙種資格を持つ必要があります。

 

乙種を受けたくない場合の対策は下記です。

 

〔4〕危険物取扱者甲種の受験資格その4

 

「修士・博士の学位を有する者」

 

文系大学で科目も取らないし、乙種も受けたくない場合は、大学院で理転して化学に関する学科または課程を修了することで受験資格を得ることができます。

 

受験のためにそこまでする方は少ないと思いますが、そんな方法もあります。

 

[st-kaiwa3]・・・・[/st-kaiwa3]

 

ご自身の修得された学科または課程が化学に関する科目か確認するためには、消防試験研究センターのホームページで確認できます。

 

文系から理系に変えるのはかなり努力がいると思いますが、ここまでくると危険物取扱者甲種の資格が本当に必要であれば、まずは乙種を取得されることをオススメします。

 

まとめたものは以下になります。(消防試験研究センターHPより引用)

 

 

 

危険物取扱者甲種の受験資格がある、難易度は?

 

難易度としては近年では32〜40%の合格率です。

 

 

2015年~2019年 (H.27~R.1) 受験者 (人) 合格者 (人) 合格率 (%)
2019 (H.31, R.1) 19,540 7,721 39.5
2018 (H.30) 20,977 8,358 39.8
2017 (H.29) 22,504 8,388 37.3
2016 (H.28) 22,845 7,653 33.5
2015 (H.27) 22,950 7,381 32.3

 

 

危険物甲種受験概要

 

受験概要は試験勉強する前の知識として知っておく必要があります。

 

資格取得する際に100点満点をめざす必要はないので、問題数と合格基準は知っておくべきです。

 

受験概要は以下になります。(消防試験研究センターより抜粋)

 

危険物甲種試験科目 問題数 合格基準 (60%以上)
危険物に関する法令 15 9
物理学及び化学 10 6
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 20 12

 

また、過去問をみることで難易度のイメージが掴めると思います。

 

過去問の記事を貼り付けます

危険物取扱者甲種試験の過去問の内容が知りたい

 

危険物取扱者の資格取得を考えながらも日々勉強や仕事で忙しいかもしれません。

 

[st-kaiwa3]ネコは毎日残業でいそがしいな[/st-kaiwa3]

 

しかし、受験資格があるならば是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

石油・化学メーカーに勤務している方やこれから就職を検討している方にとっては価値のある資格だと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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この記事を書いた人

主に危険物や技術士等の技術系資格をメインに情報を発信中!
大手エンジニアリング会社で危険物甲種を取得後、エンジニアとして仕事をしています。
高校卒業→中小企業就職→理系大学・大学院卒→大手エンジニアリング会社入社→現在

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